父の絵のこと。

この間の土曜日の実家訪問で、気になっていたことを母に質問したら


何だか良く分からない答えだったので

弟夫婦にも質問した私。


「お父さんの絵をどうしているの?」



定年後、絵を描くことを父に奨めたのは母でした。

油絵を始めた父に

“水彩画が良かった、油絵は好きじゃない”と母が言っていましたが

父の描く絵は、小さな作品展で賞をもらうようになりました。


四季折々の花を描くことが多く、夫の転勤で地方のアチコチに住んでいた私が帰省する度に

父の作品が増えていて

「私にちょうだい!」っておねだりしたものです。


「全部あげるよ」

いつもニコニコして答えてくれた父でした。


父が亡くなってから最初の私の誕生日に

母が父の描いた絵を2枚送ってくれました。


“秋桜”と“紫陽花”


嬉しくて嬉しくて

ちょっと遠い額縁専門店へ出掛けて

2枚の絵に合う額縁を買って


毎年それぞれの季節に飾っています。



いつ頃からだったのか覚えていませんが

他の絵はどうしたのだろう…?

と気になっていました。


水仙や向日葵もあったはず

紫陽花は他にも描いたはず

父の孫である私の息子と娘も描いたはず


とにかくもっともっとあったはず。



どうやら実家の中2階の広い納戸の奥にまとめて片付けられていることが分かりました。

手前に沢山大きな荷物があり、簡単には出せないけれど

少しずつ片付けてみるから、と弟から連絡がありました。



「飾らないなら全部私にちょうだいね」

って言うのが精一杯でした。


そっか、

大事なものって、血のつながった家族でもそれぞれなんだね😢



そんな時に、ちょうど名古屋の息子と別の用で

LINEのやり取りになりました。


LINEをやり取りしていたら、息子の声が無性に聞きたくなり

「電話してもいい?」と聞けば

「いいよー」と🙂


最初こそ「どうしたの?何かあったの?」と優しく私の話を聞いてくれていましたが

トータル1時間半、結局楽しいおしゃべりとなりました⏰



そんな息子との楽しい電話のおかげもあって

気持ちも持ち直したかのように思えましたが

何だかモヤモヤ眠れない数日でしたが

ようやく夕べから今朝にかけてはグッスリ眠れた私です。



今朝の空。

もう少しで晴れそうな感じが、まるで今の私です。


父の絵が傷んでいませんようにと願うばかり。